東京の人間ドックおすすめ10選!費用や検査項目についても解説
東京には人間ドックを取り入れている医療機関が数多く存在します。医療機関を探してみると多くの候補が出てくるため、どのように決めれば良いのかわからなくなってしまいますよね。また、1つの医療機関で複数のコースが用意されていると、検査項目についても何を選ぶべきか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、人間ドックを選ぶときのコツや費用相場、おすすめの人間ドック10選をご紹介します。東京で人間ドックの受診を検討している方はぜひ参考にしてください。
人間ドックと健康診断の違い
人間ドックの受診を検討するときに、「健康診断で十分なのでは?」と考え、内容の違いを調べてみる方も多いのではないでしょうか。とくに企業に勤めている方の場合、無料で年に1回の健康診断を受けますので、自費で人間ドックを受けることを決断するには相応のメリットが必要でしょう。人間ドックと健康診断はいずれも健康状態をチェックするための検査ですが、内容や法的義務が異なります。
健康診断は生活習慣病の予防や、病気の早期発見を目的とした定期的な健診で、身長や体重、血圧、視力、聴力、尿検査、血液マーカーなどを調べます。企業に勤めている従業員は労働安全性衛生法により、年に1回健康診断を受けなければなりません。
それに対し人間ドックは法的義務がなく、自分の意思で受けに行く必要があります。しかし、健康診断に含まれる検査内容のほか、女性特有の病気やがんなどの検査も加わり、身体の状態を詳細に調べられるメリットがあります。あらゆる病気の早期発見や予防ができるため、人間ドックも年に1回は受けたほうが良いでしょう。
東京の人間ドックの費用相場
東京の人間ドックの費用相場は、おおよそ日帰りコースで3万〜40万円、1泊2日コースで5万〜55万円になります。東京都には精度の高い検査機器が導入されている高級人間ドックや、宿泊施設とのセットプランを取り入れている医療機関が多いため、相場の幅が広いです。
また、人間ドックは自由診療なので全額自己負担となり、健康診断より高額になりやすいです。しかし、住んでいる地域によっては自治体から補助金がでたり、インボイスに対応している医療機関を選ぶと控除が利用できたりするため、上手く利用すれば負担額を抑えられます。
東京の人間ドックで受けられる検査項目
東京の人間ドックで受けられる検査は、日本人間ドック学会で定められている項目のほか、それぞれの医療機関で取り入れている項目があり、全てで50〜100種類に及びます。
日本人間ドック学会で定められている基本項目
身体計測、血圧測定、心電図検査、視力検査、聴力検査、呼吸機能検査、胸部X線検査、上部消化管X線検査、腹部超音波検査、血液検査、尿検査、便検査、内科診察など
日本人間ドック学会で定められているオプション項目
上部消化管内視鏡検査、乳房検診、マンモグラフィ、婦人科診察、子宮頸部細胞診、前立腺の検査、C型肝炎ウイルスの検査など
医療機関独自のオプション項目
腫瘍マーカーの検査(大腸がん、肝臓がん、膵臓がんなど)、脳MRI・MRA検査、認知症検査、MRI検査(脳、心臓、前立腺、子宮、卵巣など)、超音波検査(心臓、頸動脈、甲状腺など)、骨密度検査、リウマチ検査、緑内障検査、ウイルス抗体検査、腸内細菌検査、睡眠時無呼吸検査、PET-CT検査(全身のがんの検査)など
東京の人間ドックの選び方
東京で人間ドックを受けるときは、交通アクセスや受診できる曜日、受けたい検査項目など、自分の希望する条件に合う医療機関を選びましょう。東京で人間ドックを取り入れている医療機関は60施設以上に及ぶため、以下の項目を確かめて選択肢をしぼるのがおすすめです。
交通の利便性
東京で人間ドックを受ける場合は、自宅や職場の近く、駅からアクセスが良いところを選ぶと良いでしょう。人間ドックは検査だけでなく検査後に結果を聞きに行ったり、アフターフォローで通院したりする必要があります。電車やバスなどの移動が主要となりやすい東京都では、自宅や職場からの通いやすさを重視すると良いです。
土日対応や検査の所要時間
仕事や育児で平日が忙しい人は、土曜日や日曜日も受診できる東京都の人間ドックを選びましょう。検査にかかるトータルの時間も、医療機関によって異なるので事前に確認するのがおすすめです。
プラン設定やペア割引の有無
医療機関のなかには、人間ドックのプランが充実しているところもあります。はじめて受診する人は基本項目が含まれる複数セットのプランや、1泊2日で受診する人は、宿泊施設がセットになったプランなどを選ぶと良いでしょう。ペア割引がある医療機関は、夫婦や友人同士で受診するときにおすすめです。
オプション項目の充実
がんなどの病気は遺伝するため、家族に既往がある場合は、対応できるオプション項目がある東京都の人間ドックを選びましょう。オプション項目の選択は病気の発症だけでなく、リスクを確かめるためにも重要です。
プライベートの配慮
東京の人間ドックのなかには、プライベートに配慮された個室が完備されていたり、女性スタッフが対応できたりするところもあります。男性や女性の特有疾患の検査を受けるときに、周りの視線が気になる方は検討してみると良いでしょう。
アフターフォローの体制
東京で人間ドックを検討する場合は、検査後の結果説明や生活指導、治療に力を入れているかどうかも重視しましょう。医療機関のなかには、総合病院との連携によってスムーズに治療に移行できたり、専門家による食事や運動習慣の指導などが受けられたりするところもあります。
質の高い検査機器
東京には、質の高い最新の検査機器を取り入れている高級人間ドックが多いのも魅力です。費用はやや高めになりますが、身体の細部まで検査して精度の高い診断が受けられるため、病気の見落としがほとんどないのがメリットです。
高級人間ドックのメリットについては以下の記事にも説明していますので、ぜひご覧ください。
信頼性の高さ
東京の人間ドックでどの医療機関を選ぶか迷ったら、信頼性の高さを確かめるのがおすすめです。学会認定の専門医の配置や、日本人間ドック学会の「機能評価認定施設」、日本総合健診医学会の「優良総合健診施設」の認定などを確認すると良いでしょう。
東京でおすすめの人間ドック10選
東京で人間ドックを取り入れているおすすめの医療機関を10施設紹介します。それぞれの特徴や費用(※)、受けられる検査項目(※)を載せていますので、ご参考ください。
(※)費用は基本項目が含まれたプラン料金(税込)です。オプション項目を追加する場合は、記載の金額よりも高額になる可能性があります。
(※)検査項目は医療機関ごとの違いを示すために、日本人間ドック学会で定められている基本項目以外のものを例として記載しています。実際の検査項目を詳しく知りたい場合は、それぞれのサイトをご覧ください。
セントラルクリニック世田谷
セントラルクリニック世田谷は、東京で高級人間ドックを提供する医療機関のひとつで、PET-CTや3Dマンモグラフィなど高精度な検査機器が取り揃えられています。がんに特化した検査が受けられ、臨床経験が豊富で読影力の高い医師が在籍している点も魅力です。
費用 | 59,400〜330,000円 |
検査項目 | 3Dマンモグラフィ、乳房自動超音波検査、MRI検査(脳、心臓、前立腺、子宮、卵巣など)、超音波検査(腹部、甲状腺など)、骨密度検査、PET-CT検査など |
住所 | 〒158-0093 東京都世田谷区上野毛3-3-4 |
HP | https://nidc.or.jp/ |
ヒロオカクリニック
画像引用:ヒロオカクリニックHP
ヒロオカクリニックは駅から徒歩3分のクリニックで、各種専門医の在籍や、東京の高度専門医療機関との連携により、アフターフォローの体制が充実しています。毎週木曜日はレディースデーを設けており、女性の医師や検査技師、看護師が対応します。
費用 | 30,250〜110,000円 |
検査項目 | 頭部MRI・MRA検査、超音波検査(心臓、頸動脈など)、腫瘍マーカーの検査(大腸がん、肝臓がん、前立腺がんなど)、喀痰細胞診(肺がん検査)など |
住所 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-5-12 フォーキャスト新宿アヴェニュー3階 |
HP | https://www.h-cl.org/ |
東京人間ドッククリニック
画像引用:東京人間ドッククリニックHP
東京人間ドッククリニックは、週7日間(祝祭日除く)人間ドックに対応しているクリニックです。検査時間の平均も1時間半と短いため、東京で仕事に忙しい生活を送っている方も通いやすいでしょう。
費用 | 39,600〜220,000円 |
検査項目 | 頭部MRI検査、腫瘍マーカーの検査(大腸がん、卵巣がん、膵臓がんなど)、内臓脂肪CT検査、PET-CT検査、全身MRI検査 など |
住所 | 〒116-0012 東京都荒川区東尾久1-30-8 |
HP | https://www.e-dock.jp |
第二臨海クリニック
第二臨海クリニックは、日本総合健診医学会の優良認定施設認定として認定されている内科と人間ドックを兼ね合わせたクリニックです。木曜日の夜間(※)や土曜日の午前中も対応しており、東京都で働く方に合わせた人間ドックと診療を提供しています。
(※)変更が生じる場合もありますので、事前に問い合わせのうえご確認ください。
費用 | 42,900円 |
検査項目 | 腫瘍マーカーの検査(膵臓がん、肺がん、胆のうがん、卵巣がんなど)、B型肝炎ウイルスの検査、腸内環境の検査、アレルギー検査、骨密度検査など |
住所 | 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-28-8 トラック会館4階 |
HP | https://www.so-you.or.jp/dainirinkai/ |
東京メディカルクリニック
画像引用:東京メディカルクリニック
東京メディカルクリニックは、検査実績が豊富で、人間ドックから精密検査まで一貫して対応可能な医療機関です。ハイスペックな検査機器を使用したMRI検査やCT検査、前立腺がんや胃がんなどの腫瘍マーカーを揃えたプラチナメンズドックがあり、男性特有の病気が不安な方でも安心できるでしょう。
費用 | 39,600〜145,200円 |
検査項目 | 頭部MRI・MRA検査、頸部MRA検査、軽度認知症検査、MRI検査(前立腺、女性骨盤部など)、腫瘍マーカーの検査(前立腺がん、甲状腺がん、卵巣がんなど)など |
住所 | 〒114-0023 東京都北区滝野川6-14-9 東京先端医療モールビル内 |
HP | https://www.dock-tokyo.jp/ |
東京高輪病院
画像引用:東京高輪病院 健康管理センターHP
東京高輪病院は、日本人間ドック学会の機能評価認定施設です。プランやセット割引が充実しており、東京都のホテルの宿泊が付いているコースや、夫婦や友人同士で受けると割引されるコースもあります。
費用 | 46,200〜121,300円 |
検査項目 | 脳MRI・MRA検査、超音波検査(心臓、頸動脈など)、睡眠時無呼吸検査、喀痰細胞診、骨密度検査、全身MRI検査、MR 胆管膵管撮影など |
住所 | 〒108-8606 東京都港区高輪3-10-11 |
HP | https://takanawa.jcho.go.jp/kenkan/ |
亀田京橋クリニック
画像引用:亀田京橋クリニックHP
亀田京橋クリニックは、日本消化器内視鏡学会の専門医が上部・下部内視鏡検査を担当し、質の高い検査と丁寧な結果説明をされている点が魅力です。22の診療科があり、外来へのフォローアップ体制も充実しています。
費用 | 74,800〜327,500円 |
検査項目 | 脳MRI・MRA検査、大腸CT検査、超音波検査(甲状腺など)、腫瘍マーカーの検査(前立腺がん、胃がんなど)など |
住所 | 〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン |
HP | https://medical.kameda.com/kyobashi/ |
東京ミッドタウンクリニック
画像引用:東京ミッドタウンクリニックHP
東京ミッドタウンクリニックは国際的な医療機能評価期間であるJCI(外来診療プログラム)を取得しています。土曜や日曜も対応可能で、近隣に託児所もあるため、育児で忙しい方も利用しやすいでしょう。
費用 | 72,600〜145,200円 |
検査項目 | 頭部MRI・MRA検査、超音波検査(心臓、頸動脈など)、腫瘍マーカーの検査(大腸がん、前立腺がん、卵巣がんなど)、喀痰細胞診、骨密度検査など |
住所 | 〒107-6206 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー6F |
HP | https://www.tokyomidtown-mc.jp/ |
四谷メディカルキューブ
画像引用:四谷メディカルキューブHP
四谷メディカルキューブは、東京の人間ドックのなかでも検査項目が多く、PET-CT検査を含め約100項目の検査が受けられるクリニックです。利用者の待ち時間がないように、1日の受入人数を調整している点も魅力です。
費用 | 286,000〜429,000円 |
検査項目 | 頭部MRI・MRA検査、超音波検査(頸動脈、心臓、女性骨盤部など)、喀痰細胞診、睡眠時無呼吸検査、サルコペニア検査、PET-CT検査、頭部FDG-PET検査など |
住所 | 〒102-0084 東京都千代田区二番町7-7 |
HP | https://www.mcube.jp/ |
健康院クリニック
画像引用:健康院クリニックHP
健康院クリニックは、東京でオーダーメイドの検査が受けられる人間ドックです。プライバシーに配慮された個室の待合室が完備され、専門カウンセラーによるサプリメントや運動の指導など、個々に合わせたアフターフォローも充実しています。
料金 | 176,000〜517,000円 |
検査項目 | 脳MRI・MRA検査、MRI検査(前立腺、女性骨盤部、全身など)、超音波検査(甲状腺など)、エイジングスコアの検査、食事・運動カウンセリングなど |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-4 |
HP | https://www.kenkoin.jp/ |
東京で人間ドックを受けるときの注意点
東京で人間ドックを受ける場合は、1回だけで終わらせないこと、検査によってリスクが伴うことに注意しましょう。それぞれ詳しく説明していきます。
継続して受診する
人間ドックは身体に潜んでいる病気の悪化を防ぐために、年に1回の頻度で継続しましょう。特に肺がんや大腸がんは40歳から年に1回、子宮頸がんは20歳から2年に1回の検査が推奨されているため、一度の検査で異常がなくても時間を空けて再び検査を受けるべきです。過去の結果と比較しやすくするために、通いやすい場所を選んで、毎年同じ医療機関で継続するのが良いでしょう。
検査によってリスクが伴う
人間ドックでは、検査内容によって身体にリスクが伴う場合もあります。胃の内視鏡検査では、鎮静薬を使用した後に血圧低下や呼吸抑制がみられたり、器具で粘膜を傷つけて鼻出血が生じたりするなどの偶発症が起こる可能性があります。
また2019年のデータでは、胃がん検診の受診者2,898,015人のうち、偶発症が起きたのは1,058人で、そのうち要入院となった人が4人、死亡者は0人です。医師や検査者から、検査によって生じる恐れがあるリスクを事前にしっかり聞いておきましょう。
まとめ
東京の人間ドックは、医療機関によって交通アクセスの良さやアフターフォローの体制、検査機器の質などの魅力的な点がさまざまで、費用や検査項目も異なります。自分の希望する条件にあった医療機関を選び、毎年継続して受診することで、変化を見逃す確率を下げられるでしょう。東京で人間ドックを検討している方は、ぜひこの記事を参考にして、安心につながる選択をしてくださいね。
セントラルクリニック世田谷では、全身の疾患を詳しく調べられる「総合がんPETドック」や、女性特有の疾患をまとめて検査できる「レディスドック」など、高精度な人間ドックを提供しています。
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