エグゼクティブ向けの人間ドックとは?メリットや経営者におすすめの理由を解説

多忙な日々を送るエグゼクティブは、どうしても仕事が優先となり、健康管理や身体のケアが後回しになってしまうことが多いのではないでしょうか。「そろそろ人間ドックに行くべきだろうか」「病院へ行くほどでもないが体調が気になる」と考えているものの、時間をとれず、そのままにしている方もいることでしょう。
人間ドックにはエグゼクティブ向けのサービスがあり、限られた時間のなかで効率的に健康管理をしたい方におすすめです。
今回は、エグゼクティブ向け人間ドックの特徴とメリットや、おすすめの理由を解説します。エグゼクティブ向け人間ドックに興味がある方はぜひ参考にしてください。
人間ドックとは

人間ドックとは、自覚症状のない病気や、病気のリスクにつながる身体の異常を早期発見することを目的とした検査です。検査項目が多く、受診することで身体の状態を総合的に把握できます。
人間ドックは総合病院・大学病院・クリニックなどの施設が提供していて、人間ドックの実施機関であればどこでも受診可能です。
ただし、実施機関によって検査項目や重視する疾患、サービス内容などに違いがあり、なかには「エグゼクティブ向けの人間ドック」を提供するところもあります。
通常の人間ドックとエグゼクティブ向け人間ドックの違い
通常の人間ドックとエグゼクティブ向け人間ドックには、主に3つの点で違いがあります。
利用できるサービス
通常の人間ドックと比べて、エグゼクティブ向け人間ドックでは高精度の検査機器・検査装置を導入していることが多く、質の高い検査を受けられます。これにより病気の早期発見につながりやすい点が魅力です。
また、エグゼクティブ向け人間ドック、特に会員制のメディカルクラブではコンシェルジュサービスやサロン・宿泊施設など、通常の人間ドックでは用意されていないサービスを利用できる機関もあります。
人間ドックの受診費用
通常の人間ドックにかかる受診費用は、選択する検査コースによって幅があるものの3万~10万円程度が相場です。
一方でエグゼクティブ向け人間ドックの場合は、検査費用が10万円以上かかることがほとんどです。また、会員制のメディカルクラブでは、検査費用とは別に入会金・年会費がかかります。
エグゼクティブ向け人間ドックの特徴

エグゼクティブ向け人間ドックは、通常の人間ドックよりもサービスや設備が充実していて、高精度な検査や付加価値の高いサービスを受けられることが魅力です。
以下では、エグゼクティブ向け人間ドックの主な特徴と選ぶときのポイントを解説します。
高精度な人間ドック
エグゼクティブ向け人間ドックは高精度な検査装置や医療技術を導入していて、質の高い診断を受けられます。
特に画像診断検査は病気の早期発見に重要な役割を果たすため、エグゼクティブ向け人間ドックではPET-CTやMRIなどの検査装置を導入していることが多くあります。
三大疾病と呼ばれる「がん・心疾患・脳血管疾患」をはじめ、リスクが高い病気を早期発見できる人間ドックを選ぶことが大切です。
ホスピタリティのある対応
エグゼクティブ向けの人間ドックでは、一般的な人間ドックと比較して、ホスピタリティを大切にしている傾向があります。混雑した空間のなかで流れ作業のように検査が進むのではなく、落ち着いた環境で一人ひとりに適した対応が望めるでしょう。
また、自分にはどのコースが良いのか・オプションは追加すべきかや、受診に関する不安などを事前に相談することもできます。
ほかにも「女性専用フロアの利用」や「健康相談サービス」などを用意しているケースもあります。エグゼクティブ向け人間ドックでは、サービス内容をチェックして、安心して受診できる施設を選ぶことがおすすめです。
提携医療機関との連携
エグゼクティブ向け人間ドックの中で、特に会員制のメディカルクラブでは基本的に医療機関と提携していることが特徴です。異常所見があった場合は、より詳しい検査ができる提携医療機関の紹介を受けることができ、必要に応じたその後の治療までスムーズにつながります。
三大疾病のように命にかかわる病気では、早期に医療機関を受診することが重要です。利用者の健康状態を良好に保てる体制が整っているのです。
検査後のアフターフォロー
エグゼクティブ向け人間ドックでは、日常の健康相談や運動指導、メンタルヘルスチェックなどのアフターフォロー体制も整えられています。健康への関心が高まるだけでなく、自身に合った方法で病気の予防もできるでしょう。
また、検査で見つかった所見によっては、専門性が高い医療機関への受診が適しているケースがあります。利用者にとって最適な選択肢を提案してくれることも、満足度が高いエグゼクティブ向け人間ドックを選ぶときのポイントです。
エグゼクティブ向け人間ドックを利用するメリット

エグゼクティブ向け人間ドックは、高精度な検査を受けられるだけではなく、独自のサービスを受けられたり、必要に応じて専門的な治療ができる提携医療機関の紹介を受けられたりします。
そのような特徴があるエグゼクティブ向け人間ドックを利用するメリットを、以下で5つ紹介します。
病気を未病レベルで早期発見できる
エグゼクティブ向け人間ドックは精度の高い検査装置を導入しているため、病気を未病レベルで早期発見できる可能性が高まります。
未病とは、心身が健康な状態から病気の状態へと変化する過程のことです。発病はしていなくても何かしらの異常や自覚症状が出ている場合があり、放置すると病気として明確な症状が現れるおそれがあります。
特に日本人の死因第一位であるがんは、進行度合をあらわす「ステージ」が進むほど死亡率が高くなる病気です。反対に、未病の状態であるステージ0であれば、生存率が高くなることが分かっています。
がんをステージ0の段階で治療開始するには、身体の異常を早期発見できるエグゼクティブ向け人間ドックが役立ちます。
高精度の検査機器が導入されている
エグゼクティブ向け人間ドックは高精度の検査機器が導入されていて、一般的な人間ドックよりも幅広い病気や身体の異常を検査できます。一度の受診で総合的な検査をおこなうことができ、病気の予防や治療につなげられる点がメリットです。
また、撮影画像の処理が向上しているため、検査部位についてより正確な診断ができます。一般的な人間ドックでは見落としがちな異常所見なども、エグゼクティブ向け人間ドックの検査メニューであれば疾患の早期発見をすることが期待できるでしょう。
精度だけでなく、利用者の身体に負担がかかりにくい機能を備えていることもポイントです。例えば、低被ばくで検査を実施できるPET-CT装置や、検査中の稼働音が気になりにくいMRI装置、痛みの少ない乳がん検査機器などあります。
専任の医師がつく
エグゼクティブ向け人間ドックでは、利用者に専任の医師やチームがついて、検査や健康管理をおこないます。検査結果についても専任の医師から説明を受けることができ、自身の健康状態を過去と比較しながら理解できる点がメリットです。
通常の人間ドックでは専任の医師がつくことはありません。検査結果も基本的に郵送形式となっており、「健康状態や精密検査の説明を対面で受けられず不安」という方も多いでしょう。
エグゼクティブ向け人間ドックであれば、自身の健康についての不安点や気になる症状を専任の医師に相談できます。定期的な検査によって心身のわずかな変化にも気付くことができ、病気の予防や早期発見、早期治療につなげることが可能です。
提携医療機関での治療を受けられる
人間ドックで異常や病気が発見された場合は、なるべく早期に治療をおこなうことが重要です。エグゼクティブ向け人間ドックは専門性の高い医療機関と連携していることが多く、スムーズかつスピーディーに治療を開始できます。
エグゼクティブ向け人間ドックで蓄積された検査データは治療にも活用できます。利用者の健康状態や薬歴・アレルギー情報などが連携先の医療機関に共有されることで、より質の高い治療を受けられるでしょう。
エグゼクティブ向け人間ドックが経営者におすすめの理由

一般的な人間ドックがあるなかで、なぜエグゼクティブ向け人間ドックがおすすめなのかが気になる方も多いのではないでしょうか。
最後に、エグゼクティブ向け人間ドックがおすすめされている4つの理由を、ならではの課題を交えて解説します。
経営者の健康管理に適した環境・設備が揃っている
エグゼクティブ向け人間ドックがおすすめできる理由の1つが、エグゼクティブの健康管理に適した環境・設備が揃っていることです。
経営者は忙しく働いていて、自身の健康管理がおろそかになっている方が少なくありません。経営のストレスによってメンタルヘルスに不安を抱えている方もいるでしょう。
エグゼクティブ向け人間ドックは高精度の検査装置と専任の医師を揃えているため、個々に適した健康問題をしっかりとサポートしてくれることが魅力です。落ち着いた空間で、ストレスなく人間ドックを受診できます。
待ち時間が少ない
エグゼクティブ向け人間ドックは、利用者がスムーズに人間ドックを受診できるようにスケジュール管理がされていることが特徴です。検査前や検査の間の待ち時間が少なく効率的に検査を受けられるため、大切な時間を無駄にすることがありません。
病気予防により、経営からの離脱リスクを低減できる
エグゼクティブ向け人間ドックは高精度な検査が可能であり、病気を未病段階で発見できることで、病気を予防したり、負担の少ない治療方法を選べたりするメリットがあります。結果として、病気による経営からの離脱リスクを低減できるでしょう。
エグゼクティブが病気になると、経営や事業の指揮を執ることが難しくなり、従来の経営規模を維持できなくなる可能性が考えられます。自身の健康状態が経営に影響を及ぼすことを避けるには、エグゼクティブ向け人間ドックを活用して病気の予防に努めることが重要です。
病気が発見された場合のサポートも受けられる
エグゼクティブ向け人間ドックで病気が発見された場合は、専任の医師から詳しい説明を聞いたり、連携先の医療機関で精密検査や治療を受けたりすることができるケースもあります。検査結果を受け取るだけではなく、次におこなうべき行動へとスムーズに進むことが可能です。
とくに経営者がなりやすい病気にはがん・心疾患・脳血管疾患のように命にかかわるものがあり、早期に治療を開始することが大変重要です。病気の早期発見から早期治療につながるエグゼクティブ向け人間ドックは、まさに経営者向けの人間ドックといえます。
まとめ

エグゼクティブ向け人間ドックは、高精度の検査機器が導入されているほか、ホスピタリティが高かったり、精密検査が必要となった際に専門の医療機関の紹介を受けられたりするサービスもあり、病気を未病レベルで発見・治療することに長けているといえます。
検査機関は落ち着いた空間となっており、忙しい中でも時間を効率的かつ有意義に使って健康管理をしたい方におすすめです。
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